本文にスキップ

江川町(えがわちょう)

恵美須(えびす)

漁業、農業、商業の神で、お面は厳しい鬼のように思われますが、衣装を着けると穏やかで親しみのあるお顔になります。
七福神のひとり恵比寿と同じです。

大黒(だいこく)

七福神のひとりの大黒天で、五穀豊穣の神です。

「大黒さま」の組立てや解体のときは衆目から守るため四方に幕を張って、2・3人の限られた人で行います。
当番町の人でも知っている人は僅かです。

江川町(えがわちょう)

河口に位置することから「江川」と呼ばれ、江戸期~明治6年までは「江川浦」という村でしたが、明治6年から「江川町」となりました。

河口が良港となっていたため、漁業が盛んで、今も昔も漁師町です。廻船も着岸するので魚商はもちろん問屋なども軒を並べました。

浅野氏家が田辺に入ったとき、上野山城に入り、その麓の江川に城を造りはじめましたが、2年ほどしたときに大風雨により破壊されました。そのため対岸に城を建設しましたが、もとの城下町として、城下八町とともに田辺城下の町とされてきました。

明治22年の大水害で河口の水深が浅くなったので、港は河口から海に向かった大浜に移りました。

明治以降、漁業が紀南で最も盛んになり、住宅地が不足したため大正10年には海岸埋立で住宅地をつくりました。昭和になっても紀南の漁業の中心地として発展し、「江川枡潟町」が大規模な埋立によって誕生しました。